疾患の説明
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橈骨遠位端骨折 (とうこつえんいたんこっせつ)
手のひらをついて転んだり、自転車やバイクに乗っていて転んだりしたときに手首の骨(橈骨遠位端)が骨折することがあります。フォークのような形に変形することもあります。 特に閉経後の中年以降の女性では骨粗鬆症で骨が脆くなっていますので、簡単に折れます。骨折を整復してギプス包帯固定をするか、最近では手術をすることが多くなっています。
脊椎圧迫骨折 (せきついあっぱくこっせつ)
高齢者など骨の弱った人に多い骨折です。尻もちなどの軽い衝撃でも生じます。最も骨折しやすいのは背中~腰の中間ぐらい(胸腰椎移行部)の背骨です。 複数の背骨に骨折が生じると背中が丸くなり、バランス不良が生じ、日常生活に支障が生じることになります。 2か所以上に圧迫骨折があると明らかに寿命が短くなると言う報告もあります。早期に診断し、予防に努めましょう。
ロコモティブシンドローム
加齢に伴う筋力の低下、バランスの能力の低下、体の痛みなどにより移動機能が低下した状態のことです。進行すると介護が必要になるリスクが高くなります。予防には適度な運動が大切です。
ペインクリニック
ペインクリニックとは、痛みの緩和を目的とした外来診療のことです。 痛みの原因はさまざまですので、飲み薬や注射、電気治療、光治療など、患者さんに合わせて治療を行います。 痛みがあるからといって安静にし過ぎると、血行が悪くなって体がこわばり、かえって痛みが増したり長引いたりすることがあります(痛みの悪循環)。 トリガーポイント注射などが悪循環を絶つのに有用です。